移動通信用アダプティブアレーアンテナ —技術サーベイと展望—

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 VOL.5 NO.4
移動通信用アダプティブアレーアンテナ —技術サーベイと展望—

複数のユーザから送信された信号の空間的分離度を高めることは、セルラ移動通信システムの容量増大のためのキー技術として重要である。従来から用いられてきたセクタアンテナやチルトアンテナなどに代わって、アダプティブビームフォーミングが移動通信におけるよりコンパクトな空間的信号分離を達成し得る技術として、最近注目されてきている。本稿では、移動通信への応用という観点から従来のアダプティブアレーアンテナに関する種々の技術を概観する。アップリンク信号受信用アダプティブアレーとともに、ダウンリンク信号送信用のアダプティブアレーについても言及する。移動通信チャネルを介した超高速信号伝送では、干渉波を抑圧しながらフェージングの周波数選択性の影響を軽減することが高信頼通信のためのブレークスルーとなる。そのための、時間空間等化技術についても簡単に述べる。また、アダプティブアレーアンテナのための種々のアルゴリズムを評価するために構築したアダプティブアレーアンテナシステムテストベッドの構成を紹介する。

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