6Gでは、5Gで導入されたミリ波帯に加え、100~300GHz帯までをターゲットにした、いわゆるテラヘルツ波も活用しピークデータレートとして100Gbps超の超高速通信が期待されている。すでにドコモでは、6Gにおけるテラヘルツ波の活用に向けた研究開発が開始されており、将来的には実験装置を用いた実証実験も行われると想定されるが、現状の初期検討段階では、100Gbpsの超高速通信に関しては、シミュレーションによる性能評価により、テラヘルツ波を活用したシステム性能向上の可能性を示すことが求められる。そこでドコモでは、開発した100GHz帯を用いるシステムレベルのリアルタイムシミュレータを活用し、屋内環境における2種類のシナリオにおいて、多数のユーザが存在する環境下でユーザ当り100Gbps超のスループットを達成できることを明らかにした。本稿ではその詳細について解説する。